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社長のひとりごと

旅日記 山口県

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2008.7月

 この講にたびたび出てくる私の大学時代の友人3人とまたまた旅行に行ってきました。今回のメンバーには岡山のH君が参加しておりません。H君(運送業)は2年前に大腸を全部摘出したためにこの猛暑の中、水分補給がうまくいかないとのこと、皆に迷惑を掛けるかもしれんと言って欠席しました。今月も熱中症で2度入院したそうです。気の毒というほかに言い様がありません。それとともに彼には悪いですが自分が健康であることの有難さを痛感しました。
 大阪のU君(公認会計士)は以前にもまして歩くのが不自由になってきていました。知り合った頃(私が18歳の時)はまだ杖もついていませんでした。7~8年位前から杖を一本つくようになっていましたが、今回は2本の杖を使っていました。でも暗さの欠けらもありません。いつも明るく冗談を言います。愚痴も言いません。本当に偉い男です。頭が下がります。
 小倉のK君は大手電機メーカーの福岡の子会社で役員をしていますが、前回(2年位前)会った時よりも少しやせて健康そうに見えました。毎朝4時に起きて会社には6時に出社するそうです。酒が強く酔ったところを見たことがありません。本当に偉い男です。頭が下がります。
 奈良のO君は今年の3月に長年勤めていた証券取引所を早期退職しました。退職金の割り増しが出るということで思い切ったとのことです。今は投資家として悠々自適の生活を送っています。4月に道頓堀のカニ屋でU君と私とでO君の退職記念の宴会を催しました。その時彼が「俺もよう辛抱したもんや。自分で自分をほめてやりたいわ」とどこかで聴いたようなことを言っていましたが、今回もまた同じことを言っていました。人は年を取るごとに同じことを何度でも繰り返し言うそうですが、まさにその通りでした。
 湯田温泉というところは山口市の街中にあって決して風光明媚な所ではありません。そこでお決まりのコースらしいですが秋吉台と萩に行ってきました。
萩の町にいったのは生まれて初めてでした。有名な吉田松陰の松下村塾や武家屋敷で見た高杉晋作誕生の地、木戸孝允の住まいは、大好きな司馬遼太郎の歴史小説を読んで想像していたものとよく似ていたので少しうれしくなりました。きっと、テレビや映画に出てきた場面が記憶に残っていたのでしょう。
それにしても維新の立役者達の20歳代、30歳代での活躍と若死には、56歳の私にはなにやら恥ずかしい気分にさせられるものがあります。吉田松陰は29歳で斬刑、高杉晋作は28歳で病死、坂本竜馬は31歳で暗殺され、木戸孝允も45歳で病死、西郷隆盛49歳で戦死、大久保利通47歳で暗殺、いずれも現在の私の歳よりもはるかに若くして亡くなっています。もうまもなくお盆が来ます。お国の為に命を捧げ散っていった彼ら幕末の志士たちを今一度、想い起こすいい機会であったかと思います。そして、この私が56歳にして命永らえ幸せであると満足していることに、これでいいのかなと顧みる一日でもありました。


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