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社長のひとりごと

出石

社長のひとり言

~出石~

2013年 10月

 出石に行ってきました。理由はいろいろあります。折込チラシの9980円に魅かれてのこともあるのですが、実は5年以上前に、よく行っていた伊川谷の皿そば屋が閉店してから、大好きな皿そばが食べられなくなってしまったことが一番にありました。その次は、明石から電車一本で最寄駅(八鹿)まで行けることです。小旅行ですが、姫路からの播但線は大好きです。車でもよく通るところを列車に乗って、ビールを飲みながら車窓を眺める。これは最高に幸せです。もちろん妻も一緒です。よく言われていることですが、旅行はどこへ行ったかではなく、誰といったかが最も大切なのです。私が、どれほど旅行が好きでも、妻と一緒でない時は、それなりにしか楽しめません。結婚してから30年、初めて出会ってからは40年になります。毎年、妻と二人で旅行に何度か行けることに心から感謝しています。

 さて,出石ですが二人とも初めてです。但馬の小京都と呼ばれるだけあって、街並みはとても落ち着いています。平日だったせいか、観光客もそんなに多くはなく、観光マップを片手に街を歩き回りました。まずは出石城跡、階段を上がっていくと神社があって、そこに杉の大木が数本、高さは20メートル位もあるのでしょうか、幹のまわりは5メートル位と思います。誰もいなかったので、その杉の大木に、両手を一杯に拡げて手を回し、そして体を密着させました。目を閉じて静かにしていますと、木のもっている美しくやさしいエネルギーが、私の体にどんどん入ってくる、そんなイメージが湧いてきます。妻も同じことをしています。妻に「どうだった?」と聞きますと「たくさんいい気をもらったわ」と嬉しそう。

 出石城跡から東へ20分ほど歩くと、石部神社というのがあります。ここの境内の参道石段の下に、樹齢千年のケヤキの大木があります。町の天然記念物だそうです。ここでは大木に両手を当て、瞑想します。千年前といいますと平安時代、源氏物語の紫式部や枕草子の清少納言が活躍していたころです。その頃に思いをはせますと、千年を生き続けたケヤキに畏敬の念を抱かれずにはいられません。木って本当にすごいですね。

 街の中心はお土産屋さんと,皿そば屋さんでいっぱいです。観光客もここには大勢います。お堀越しに時計台の見えるお店で皿そばを食べました。たくさん歩いて疲れていましたのでビールがはらわたに染み込みます。皿そばをあてにしたビールは格別です。もちろん皿そばも、おいしくて全部で10皿食べました。小京都に皿そばを満喫した二日間、大いに満足。

 八鹿駅より列車に乗って帰途につきます。そして明石駅からバスに乗り自宅へ。自宅に入るや否や、妻がお決まりのセルフを言います。「ああ!やっぱり我が家が一番ね」このセリフに少しがっかりの私ですが、本当のところは私も同感です。以前、この講で書きました。幸せは結果ではない。目標に向かって突き進む、その過程そのものや、その瞬間にこそあるのだ、と。 でも私たち夫婦の旅行に関しては、その定義を少し訂正する必要があります。         

.........幸せは我が家にこそあるのだと..........

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