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社長のひとりごと

地鎮祭と棟上

        地鎮祭と棟上
                                                 2006年2月

1月20日、久しぶりに棟上の餅まきを体験しました。前回は枝吉でたしか平成12年頃でしたから、約6年ぶりです。その時はお付き合いのある地主様が施主で、弊社の家ではなく他社さん(お施主様の娘婿が社長)の家でした。今回は弊社のソーラーサーキット工法(略称SC工法)の家です。1階だけでも、132㎡ある延床60坪の2階建で、敷地は160坪ありますから、まさに邸宅と呼ぶにふさわしい建物です。
この家のお施主様ご一家は敬虔なクリスチャンで、約1ヶ月前、私はキリスト教式の地鎮祭を初めて体験しました。無信心?な日本人(私もですが)も家を建てる時はなぜか地鎮祭をしたがるものです。それもほとんどが神式です。結婚式は神式、(最近は教会でするのも多くなったが)葬式は仏式、初詣は神社、お寺の両方、そしてクリスマスにプレゼントやらケーキを食べたり。
 以前から私は日本人というのはなんと宗教心の無い無節操な民族であるかと思っていました。(もっとも、宗教心の無さが宗教争いのない平和な国づくりに一役買っているということも言えると思います)クリスチャンでもないのに、教会で結婚式を挙げたりすることは本当のキリスト教徒に対する冒涜のような気がしてならないのです。以前なにかの新聞で読んだことがありました。日本人が教会で結婚式を挙げるため、外国にまで行って、それも旅行社がパックにして売り出しているとか。外国の現地の人が自分たちの信仰のための聖なる建物(教会)が、クリスチャンでもない旅行者に教会の金儲けのために利用されることを批判的にみているということを。 別の見方もあるそうです。クリスチャンでない日本人が教会で結婚式を挙げたことがきっかけでキリスト教に入信する可能性がある。だから、異教徒も大いに受け入れるべきであるという。
 話を元に戻して、この家のキリスト教式地鎮祭ですが、初めての体験でしたがそれは私に若い頃の記憶を蘇させるきっかけとなりました。実は私は中学生の時、教会に通っていた時期があるのです。そして、高校もサレジオ修道会というキリスト教の修道会の経営しているところで、私はそこで勉強をしまた、大いにキリスト教の影響を受けました。地鎮祭の時にお施主様ご一家が歌われた賛美歌は、その昔私が持っていたクリスチャンまがいの考えや、想い(信仰には程遠いですが)をはっきりと思い出させてくれました。今は経営者となり、日夜どうやったら家がもっと売れるかと、そんなようなことばかり考えて、若い時に持っていた純粋な想いや思想など、すっかり忘れてしまっていたことに気付かせてもらいました。お施主様のありがたいお説教を聞き、そして分厚い聖書を土の中に置き、みんなで土をかけました。私にもさせていただきました。仕事のつもりで出かけていった私の心は、いつのまにかあのころの純真な高校生に戻っていたような気がします。清らかな心、清らかな気持ちになれることが人間には必要であるとしみじみと考えさせられた一日でした。


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