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社長のひとりごと

~広島にて~

2012年5月

 

 5月17日、いつもの大学時代の友人と久方ぶりに広島で会いました。今回は福岡のK君も来てくれました。彼とは5年ぶりです。この度は彼が40年間務めた会社を退職したとのことで、そのお祝いも兼ねていました。お互いの近況報告をするのですが、最初は何となく敬語に近い言葉でしゃべっていました。しかし、ものの10分もすれば、学生時代と同じ気分になって、ため口になるのが自分でもよくわかります。話は家族のこと、自分の体のこと、お金のこととすべてに及び、自慢できないことでも隠し立てすることなく話し合えるのは、正に学生時代と同じでした。50歳で知り合った人とは、10年間、頻繁に付き合っても、決してため口にはなりません。敬語を使います。ところが18歳で知り合った友とは、10年会わなくても、会った時は、その若い時と同じ気持ちになり、その頃と同じ言葉でしゃべることが出来ます。60歳であっても、気分は20歳です。お酒の量も変わりません。むしろ増えたくらいです。でも一つだけ皆同じように変わりました。幾度となく徹夜マージャンをしていたあの頃の体力だけは確実に無くなりました。マージャンも午後11時になると、誰かれなく、「おーい、もうしんどいからやめようや」「そうやな、もうやめよ」

 

皆と会う前、少し時間があったので、原爆ドームを見、原爆資料館を見学してきました。

私の周りの人で、これらを見たことがないという人は少数です。でも、私は初めてでした。とても言葉で言い表せないものがありました。言い尽くされたことですが、改めて戦争の悲惨さと核兵器の残忍さを思い知らされました。一瞬にして10万人以上の、それも非戦闘員が大半であるにもかかわらず、このような非人間的な兵器でもって殺戮するとは、決して許されることではないと、激しい憤りがこみあげてきます。このような血も涙もないあまりに残酷な爆弾を、さらに3日後、長崎にまで投下するとは、とても人間のできることとはと、おぞましい気分に吐き気までしてきました。

私は歴史小説は読みますが、歴史家ではありません。戦争の原因がどこにあるのかなどとは、調べたこともありませんから、よくは分かりませんが、私が思うに、やはり経済的なことが大きな原因ではと、そんな気がします。経済的なこととは、簡単に言えばお金のこと、と置き換えてもいいのかなと考えます。要するにたくさんの財産を持ちたい、裕福な暮らしがしたい、とこのことが戦争の原因になってしまうのではないでしょうか。国内で裕福な暮らしをしたいと思うことは、ある意味、経済成長となって国を富ますことに繋がりますが、他国を支配して、富を得ようとすれば戦争になります。そう意味では昨今のグローバル化は国境をどんどんと薄めていき、戦争防止につながるのかなとも考えられます。

いずれにしても、たくさんの小学生や外国人が原爆ドーム、原爆資料館に来ていました。

彼らが将来どんなに立場が変わっても忘れることなく、原爆ひいては戦争の悲惨さをことあるたびに、まわりの人々に伝え続けてほしいと願うばかりです。


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