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社長のひとりごと

社長のひとり言

~悩み~

2016年11月

 釈尊は“人生は苦である”と言われ生老病死の四つを挙げられました。そして人間はその苦に向かって立ち向かうことによって成長し、生きる喜びを得られる、したがって苦は喜びであると、以前この講で記しました。飯田先生も「思い通りにならないことこそがこの世で最も価値あることだ」と言われています。しかし、その理屈は分かっていても、それでも人間は悩み苦しみ続けます。この講では、苦や、思い通りにならないことを分かりやすく“悩み”と置き換えます。人間は生老病死で悩み続けます。私もそうです。みんなそうです。

 赤ちゃんはともかく、人間は物心ついた時から悩み始めます。私の初めての悩みは、何歳の時かは覚えていませんが、お寝しょするのではないかという恐怖であったように思います。そこから始まって幼稚園ではいじめっ子に悩み、小学校では学校に行くことで悩み、中学ではニキビと近視と進学(高校受験に失敗したらどうしよう)で悩み、高校では成績(勉強についていけない)で悩み、大学ではなんと暇で悩んでいました。今考えると、だれもがそうでしょうが、本当につまらないことで悩んでいたものです。しかし、悩みは大人になっても尽きることはありません。大人になればなるほど、その社会的責任と比例して、悩みも大きくなるものです。私の場合、社会人となってからは上司との人間関係、仕事上の重責と失敗、結婚してからは娘の病気、断続的な金欠病と、数え上げたらきりがありません。

そして、何を思ったか経営者になりました。経営者としての悩みはそれまでの悩みとは比較になりません。社長となって21年が過ぎましたが、今振り返っても悩むことのない日は一日たりともありませんでした。しかし60年以上も悩んでいると、色々と学び、悩みに対する処方も身に付いてきます。それは、まず第一に、悩みを悩みと言わずに、“課題”と置き換えることです。そして今の課題をすべて紙に書き出します。次にその課題がうまく解決できなかった時の、予想される最悪の事態を書きます。人間が成長するためには負荷が必要です。その負荷が悩みとなって現れるのですが、それは挑戦し解決すべき課題なのです。課題をすべて書き出し、最悪の結末をも紙に書き出せば、もうほとんど課題は克服、解決したようなものです。頭の中であれやこれやと考えていたら、5つしかない課題が10にも20にも感じられて混乱します。紙に書けば5つの課題は5つより増えることはありません。頭の中で考えていた最悪の事態は恐怖ですが、紙に書いた最悪の事態は、恐怖ではありません。世間によくあることで、たいしたことではないなあ、と思うようになります。実際たいしたことではないのです。そもそも悩み(課題)とは未来への不安です。しかし人間には明日生きているという保証はありません。ですから明日の心配は必要ありません。そして、ひょっとしたら来ないかもしれない明日のために、今日一日、今という瞬間を悔いの無いように精一杯生きればいいのです。今日一日が生きられたら、これに勝る幸せはありません。         

最後に江戸時代の禅僧、良寛の言葉を記して終わります。「しかし災難に逢う時節には災難に逢うがよく候(そうろう)。死ぬ時節には死ぬがよく候。是はこれ災難をのがるる妙法にて候」これは良寛が越後三条で大地震にあった時、友人に宛てた返信の手紙の一節です。


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