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社長のひとりごと

我が家のお正月

我が家のお正月

2008.1月

去年と同様、暮れの12月30日、家族4人がやっとそろいました。昨年1年間も我が家にはいろんなことがありましたが、このように家族4人がそろってお正月を迎えられるなんて、私にとってこれ以上の喜びはありません。たしか去年の暮れは長女が会社を辞めたいとかで随分と気をもんだものでした。しかし、おかしなものでその長女が結局その会社を続け、問題ないかなと思っていた次女が病院を辞めてしまいました。もっとも、その次女も最初の病院と違って、次の新しい病院は自分にあっているらしく今のところ機嫌よく勤務しているとのことでした。妻も体重が増えた増えたと言いつつも、ハローワークと学校のカウンセラーとして無事1年間なんとかこなすことが出来ました。だれ一人大きな病気もケガもせず、我が家にとって本当にハッピーな年でした。感謝!感謝!感謝!
 大晦日の夜、久しぶりに集まった家族4人が4畳半にあるこたつに集まってワアワア言ってテレビを見る。私は夕飯が終わったにもかかわらず、自分で調理した大好きなカズノコをあてに日本酒をチビリチビリと飲む。私はあまりの幸福感に酔いも手伝ったのか思わず目頭が熱くなり、あふれそうになる涙を家族に見られまいと目をつぶって座椅子で寝たふりをする。いくら目をつむっても目を開けると涙がこぼれるので、私は「お風呂に入るわ」と言ってお風呂に入りました。よほど酔っていたのか、よほどうれしかったのか、風呂から出てきて皆がいるリビングの扉を開けるや、「ただいまー!」と。言ったとたん自分でもすぐ気付きましたが、女性3人は一斉に私に軽蔑と哀れみの視線を送ってくれました。長女には「おかえりー!」とからかわれ、妻は「お父さん、アルツハイマーだけはいやよ」、唯一次女だけが「お父さん、だいじょうぶ?」とやさしい言葉。
まもなく56歳になります。去年妻と行った小椋圭のコンサートで彼が言っていました。「何か用事を思いついて、部屋を出て行くんですが、廊下に出た瞬間、あれ!僕はなにをしに来たんだっけ?とこんなことがしょっちゅうあります。」私もしょっちゅうあります。我が家では風呂から出たときは「お風呂出たよー!」と声掛するのが慣わしです。その「お風呂出たよー」がどうして「ただいまー」と言い間違えたのか今でもよくわかりません。
 それにしても長女は去年同様正月の2日から仕事で、元旦に大阪に戻るとのことでした。暮れの30日に帰ってきて、元旦にはもう帰ってしまうとは、あまりにかわいそうで、これなら今の会社を辞めてもよかったのじゃなかったかのかなあと、またまた身勝手なその場限りの想いがこみ上げたりもします。今頃の若い人たちは私たちを含め私達の年代以上の人に比べて労働条件は相当厳しくなっているような気がします。私は昭和49年に大学を出て商社に勤めましたが、午後5時30分には雀荘にいました。それでも営業としてそこそこの成績は残せていました。週の半分はそんな風でしたが、特別私が不真面目な社員とは認識していませんでした。当時の私の同僚、先輩はみな似たようなものでした。そして、ほとんどの会社員は正社員で今のようなパート、派遣、契約社員などの非正規社員は少なくとも私の周りにはいませんでした。決して昔を懐かしみ、昔が良かったなどと懐古主義に陥っているわけではありませんが、今の私、長女、次女、妻、お客様、近所の人達をみていますとそう思います。一言で言えば"厳しい競争社会"これが今の日本の現実かと思います。それが良いか悪いかは私にはよくわかりませんがただ娘達をみていてかわいそうと思うのはあまりに親バカ、エゴイストでしょうか。                                                         
元旦の夜、長女を朝霧駅まで送っていきました。長女を送って我が家に戻りますと寒気の中、降るような星空がはっきりと見えました。

 

 

付録:鍵山秀三郎先生の言葉(イエローハットの創業者、掃除道で有名な人)

「ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる」私の思いを込めた言葉です。
大切なことは、一歩を踏み出す勇気。
一歩を踏み出さなければ、前に進むことができません。
具体的には、足元のゴミを拾う実践からはじめることです。
ごみを拾う人は、不思議とゴミを捨てないものです。
足元のゴミひとつ拾えぬほどの人間に何ができましょうか。


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