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2014年11月アーカイブ

ADHD2014年11月09日

妻から一冊の本を借りて読んでいます。「発達障害に気づかない大人たち」(星野仁彦著)というタイトルです。妻が臨床心理士をしているので、この分野のことを少しずつ教わっています。この講でも、2008年9月、2010年9月、2011年2月と3度にわたって私がアスペルガー症候群ではないかということを妻から言われて書きました。そして今度は、「お父さんは間違いなく軽度のADHDよ。本に書いてあるとおりだわ」とADHD宣告を受けました。ADHDとは発達障害のひとつで注意欠陥・多動性障害のことです。アスペルガー症候群(AS)も発達障害のひとつです。この講ではADHD,ASと表記します。

 ADHDを分かりやすく理解するため、本では全米でベストセラーになった「片づけられない女たち」の一部を引用しています。以下に記します。

『最初は2階を片付け始めたんですけど、ふと、タオルがないのに気付いて、階下に取りに行ったら、何しに来たんだか忘れていたんです。だけど、玄関の靴が脱ぎっ放しだったので、クロゼットにしまおうと持って上がったら、ベッドの上に雑誌の旅行ページが開きっぱなしになってたんです。旅行の計画を立てていたせいなんですけど・・・・。そういえば申込の期限がぎりぎりだったのを思い出して、あわてて旅行会社の電話番号を探しにかかったんです。でも紙はそこらじゅうに山ほどあるし、どれにもこれにも何か数字が書いてあるし、しかも汚い字で読めないし・・・。探していたら、未払いの請求書が出てきて、でも小切手を送るには切手を買いに行かなきゃいけないし、車はガス欠だし、鍵も見つからない・・・』

思い当たる人は意外と多いと思います。実は私がそうなんです。それでよく社長が務まっているものだと思われるでしょう。しかし、幸いにも私は妻の見立てでは、軽度だということですし、なにより、そのことを強く意識していますから、なんとか社長を務めています。でもADHDの特徴である、ものをよく失くす、どこにしまったか分からなくなって、しょっちゅう探し物に時間を奪われている、というところと、飽きっぽくて長続きしないというところは未だにあります。(仕事は別です)大いに改善の余地があると感じています。

 ここで本に書かれているADHDの基本的症状を簡単に12項目にまとめました。

1)多動(運動過多)いつも落ち着きがなくソワソワしている。子供に多い。

2)不注意(注意散漫)気が散りやすく、一つのことに集中できない。心ここにあらず

  計画性がなく、管理することが苦手。仕事でミスを繰り返す。

3)衝動性、後先考えずに思いつきでパッと行動してしまう。その場にそぐわない"KY"

  (空気読めない)発言を連発。仕事で突発的なミスを繰り返す。

4)仕事の先延ばし傾向・業績不振 期限が守れない。やるべきことを先延ばしにし、仕事がどんどんたまっていく。物事の優先順位がつけられない。同時進行で進めるので、いつまでたっても仕事は終わらない。約束をすっぽかす。

5)感情の不安定性 気分屋で情緒不安定。セルフコントロールの欠如。キレやすい。

6)低いストレス耐性 ひどい心配性で強い不安感に囚われやすい。

  人間関係や病気に必要以上に不安、緊張、心配しやすい。親や友人、パートナーなどに依存しやすく自立できない。なんでも完璧にしないと気が済まない。

7)対人スキル・社会性の未熟 空気が読めず、人の話が聞けない。人との約束事や社会のルールが守れない。自己中心的で他者との協調性に乏しい。人の気持ちを読んで、状況に応じた対応が出来ない。人に助けを求めたり、要求を断ることができない。

8)低い自己評価と自尊心 マイナス思考で物事を否定的、悲観的、被害的に捉える。

9)新奇追及傾向 飽きっぽくて一つのことが長続きしない。

10)整理整頓ができず、忘れ物が多い。計画性がなく管理が不得手。記憶障害(ワーキングメモリの不備)よって段取りよく作業が出来ない。人の話を聞いてメモしたりノート取りしたりが出来ない。

11)独創性 キラリと光る才能。普通の人が思いつかないことを考え、それを実行に移す行動力がある。

12)自分の興味や関心のあることには驚くほどの記憶力を発揮する。



11と12を除けばこのような人たちは私たちのまわりに大勢います。著書では15歳未満の子供の6%~12%はADHDやLD(学習障害)であると書かれています。大勢いるから、これは単なる性格であるとか、家庭環境が原因であると短絡的に位置づけしてはいけません。これらは脳の障害を起因とする"病気"だということを皆さんに知って頂きたいのです。それが証拠に、この病気は薬とカウンセリングで大幅に症状が改善されるのです。

本当に性格だとしたら、そんなことはできないのではと素人ながら考えています。そしてなにより大切なことは、著書でこう書かれています。ADHDやASのような発達障害者は「一般の健常者以上にストレスやプレッシャーの少ない環境(家庭、学校、職場)で、より温かく、より保護的にサポートされるべきです」「にもかかわらず、現実は全く逆で、発達障害者特有の言動が、怠け者や変わり者、自分勝手なわがまま人間と誤解され、毎日のよう親や教師から『またそんなことをして!いったい何回言ったらわかるの!』などと厳しく叱責、非難されています」 もし、まわりに発達障害が疑われる人がいたら、やさしく接し、専門医の治療を受けることを勧めることが必要です。症状(言動)が好転すれば本人だけでなく、周りの人たちも大いに恩恵を受けることになります。

 さらに、上記の11や12のような素晴らしい才能を発揮してくれる可能性もあるのです。

著書ではベートーベン、アインシュタイン、ピカソ、モーツァルト、エジソン、レオナルド・ダ・ヴィンチ、織田信長も発達障害であったと書かれています。意外と歴史上の偉人や、現代の成功者の多くは発達障害ではないのかと思います。もしそうであれば、なおのこと私たちは、その才能(発達障害)が良い方向に発揮されるよう、彼らを温かく見守りサポートしていく必要があると思います。明日から皆さんは、まわりの人を注意深く観察して下さい。そして、彼らに良き情報と良きアドバイスを、心を込めて伝えましょう。

 きっと信じられないような、いいことが起こりますよ。

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緑内障2014年11月07日

毎年6月に定期健診を受けています。この度は日帰りドックコースを選びました。

他にもガンに関するたくさんのオプション項目を検査しています。後日、自宅に健診結果が送られてきます。私が一番気にするのは、体重、その次に中性脂肪値、コレストロール値、肝臓機能の数値です。そこに見慣れない文字が書いてあり精密検査を要するとのことです。視神経乳頭陥凹と書かれてありました。何かおどろおどろしい文字に、一瞬、恐怖に感じ、すぐにネットで調べました。どうやら緑内障に関連することだとわかりました。思い込みでしょうか、緑内障イコール失明というイメージが浮かんできます。今、目はちゃんと見えています。本も読めます。ゴルフのボールも見えます。何かの間違いであってほしいとの想いを抱え、2度の精密検査を受けました。その結果、お医者様より「緑内障と診断します」と言われました。ショック!!

 医者は早期発見だから、きちんと治療すれば失明することはまずないでしょう、と慰めて下さいました。とりあえず眼圧を下げる目薬を差すようにとの指示です。その時「副作用があります。まつ毛が長く太くなります。それと目の下が黒ずんできます」と、お医者様。

目薬を差し始めて1か月、まつ毛は一向長くなりませんが、目の下は少しですが黒ずんできました。すごく気にしています。人相が悪くなるのではないかと心配です。幸いにも私はメガネをかけていますから、今のところ人からはそれほどに見えていないのかなあ、と思っていますが、鏡を見る回数だけは、確実に増えてきました。

それにしても私はツイてると思います。初めて受けた日帰りドックで、この病気を早期発見できたのですから。また社長でなかったら、高額な日帰りドックと多数のオプションは受けてなかったと思います。ツイていると思うと同時に、自分には絶対に使命があると思わざるを得ません。その使命も、今はだいぶ分かってきたつもりです。口幅ったいことを言うようですが、多分、今の仕事を成長発展させ、社員と共に人間的にもっともっと成長し、世の中に貢献することだと確信しています。たとえ将来、失明したとしても、「見るべきほどのことはすでに見つ」(源平合戦、壇ノ浦の戦いでの平知盛の最後の言葉、享年32歳)の言葉を噛みしめて生きてゆこうと思います。そしてもしも、いいように、まつ毛が長くなった時にはきっと、「未来達はやさしくまつ毛に憩う」(小椋圭の愛燦燦)ことを夢見て生きてゆきます。

魂の入れ物である体は、神様からの大切なあずかりものです。みなさん、定期健診は必ず受けて下さいね。病気は早期発見に限りますから。

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