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~明石公園~|神戸で注文住宅を木の家で建てる工務店、セレクトホーム

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社長のひとりごと

~明石公園~

 西宮から神戸市西区に越して来たのが昭和61年ですから、今年でちょうど30年になります。西区伊川谷町有瀬で初めてマンションを買い、次に松が丘で一戸建てを借り、そして、今の大津和で家を建てました。いずれも明石公園まで車で10分以内のところです。

有瀬に越してきて初めて明石公園を知ったのですが、偶然にも、そこから遠く離れることなく2度の引越しを終え、現在に至っています。きっとご縁があったのでしょう。私の人生と深くかかわっています。

今年も4月6日に妻と二人で花見をしてきました。私が言う花見は、桜の木の下でお弁当を広げ、お酒を飲むことです。この季節、いろんなところで桜が花開きますが、私の場合もそうですが、満開の桜の花を見たというだけでは、花見とは言いません。必ず、お弁当とお酒が必要なのです。そして場所はいつも明石公園の剛ノ池(ボートのある池)の周りです。青空の下、池の水面に向かってたわわに伸びた桜の花びら、その下でのお弁当、そしてお酒をあおるその主人公の図柄はまさに極楽浄土そのものであると思います。至福のひと時です。そして妻といつもの会話をします

妻「本当に桜がきれいねえ。桜の薄ピンクと池の水面と青い空、背景の濃い常緑樹の四つがセットになってるから、よけいにきれいよねえ・・・・」

私「そうやねえ・・・・・・・・・」

妻「娘たちとここに来なくなってから、もう何年になるかしら」

私「一五年位になるかなあ」

妻「何言ってるのよ。もう二十年よ。それより、酔っぱらって、ここで寝ないでね」

これがいつもの会話です。この後、私の亡母と一度だけ一緒に来たこと、あの時は寒かったこと、妻の両親と来たこと、今は無人となった売店の女性が、毎年二、三度しか来ない娘たちのことを覚えてくれていたこと、等々、熟年夫婦が昔を懐かしみ、人生を振り返るのです。

 花見の季節は超満員の明石公園も、真冬はガラガラです。妻は寒いと言って嫌がりますが、風のない暖かい日は真冬でもお弁当を広げ、お酒を飲むのが楽しみです。酒飲みだからといって、どこでもいいというわけではありません。自然がいっぱいの明石公園に限るのです。仏教評論家のひろさちや氏は「おいしいものを食べる」と「おいしく食べる」は違うと言っておられます。私が明石公園でお弁当を食べるのは、「おいしく食べる」です。それと同じで「美味しい酒を飲む」と「美味しく酒を飲む」も違います。当然ですが明石公園での私は後者です。明石公園で食べるお弁当は1食千円を超える高級なお弁当でも、家で作ったおにぎりだけのお弁当でも、コンビニ弁当でも、全部おいしく食べられるのです。お酒も同じことです。値段ではありません。それともう一つ大事なことがあります。だれと食べるか、だれと飲むかです。妻はどう思っているか分かりませんが、明石公園の木の下で妻と二人で食べ、二人で飲むひと時が最高に幸せな瞬間です。妻には少しでも永く健康でいてもらいたいと願わずにはいられません。もちろん私も酒は適度に飲みつつ、節制し精進して参ります。


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