社長のひとり言 

アリス、サイフ 2008年2月11日

アリス、サイフ

2008.2月

我家の愛犬アリスの事ですが、最近思うように散歩に連れて行ってあげられていません。我家は娘達が出て行っていますから、愛妻と愛犬と私だけで暮らしています。最近妻も仕事が増えたため帰宅が結構遅く、帰ってきても疲れた疲れたと言ってアリスの散歩に行こうとしません。私もややメタボ気味なので犬の散歩は健康のためにいったほうがいいのは分かっているのですが、如何せん近頃の寒さ、一杯飲みながらの夕食を済ませた後には少し厳しいかなと   言い訳をしています。そんなこんなで結局散歩に行かない日が週に2、3度あります。当然アリスは欲求不満で無駄吠えをします。原因はこちらにあるので大声で叱るわけにもいかず、やさしく「アリス、静かにしなさい」というのですが、あまり効き目はありません。家内は近所の奥さんに「最近アリスちゃんよくほえるわね」と言われたそうです。やっぱり私が行くしかないみたいです。
去年の健康診断で68キロが私の理想体重だと教えてもらいました。現在74キロあります。ダイエットを兼ねてこれからもガンバリます。

 先月末に、職人さんたち5人と食事会をしました。食事会といっても全員が酒好きですから飲み会といったほうが正確だと思います。何時に帰宅したか覚えていないのですが午前様であることは間違いないと思います。次の日の朝
サイフがないことに気付きました。思い当たるところはすべて探しましたが見つかりません。カード会社に連絡し、結局は交番に届出しました。でも、現金は戻ってこないだろうと諦めていました。酔っていたのではっきりとは覚えていませんが6~7万円位入っていたように記憶していました。それから約10日位経ったときに、カード会社から郵便でカードが明石警察署に届けられているから取りに行くようにと知らせてきました。カードは既に失効手続きしていましたが警察署に行きました。するとカードだけと思っていたらサイフと現金も届けられていたのです。現金は8万円ほどありました。うれしくて、ヤッターと叫びたい衝動に駆られましたが、ここは警察署、ぐっと我慢して「拾ってくださった方はどなた様ですか。お礼をしないといけないので教えてください。」警察官は「知っていますが、その人はお礼はいらないと言われてますのでお教えできません。」と。
 世の中まだまだ捨てたもんじゃありません。拾った財布をわざわざ警察まで届けていただいて、その上お礼は不要ですと言われたそうです。何と奇特で誠実な方なんでしょう。私はその方のために「財布を拾っていただいて有難うございました。あなたに神様からのご褒美が届きますように」と祈りました。その日は一日中幸せな気分に満たされていました。



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我が家のお正月 2008年1月 1日

我が家のお正月

2008.1月

去年と同様、暮れの12月30日、家族4人がやっとそろいました。昨年1年間も我が家にはいろんなことがありましたが、このように家族4人がそろってお正月を迎えられるなんて、私にとってこれ以上の喜びはありません。たしか去年の暮れは長女が会社を辞めたいとかで随分と気をもんだものでした。しかし、おかしなものでその長女が結局その会社を続け、問題ないかなと思っていた次女が病院を辞めてしまいました。もっとも、その次女も最初の病院と違って、次の新しい病院は自分にあっているらしく今のところ機嫌よく勤務しているとのことでした。妻も体重が増えた増えたと言いつつも、ハローワークと学校のカウンセラーとして無事1年間なんとかこなすことが出来ました。だれ一人大きな病気もケガもせず、我が家にとって本当にハッピーな年でした。感謝!感謝!感謝!
 大晦日の夜、久しぶりに集まった家族4人が4畳半にあるこたつに集まってワアワア言ってテレビを見る。私は夕飯が終わったにもかかわらず、自分で調理した大好きなカズノコをあてに日本酒をチビリチビリと飲む。私はあまりの幸福感に酔いも手伝ったのか思わず目頭が熱くなり、あふれそうになる涙を家族に見られまいと目をつぶって座椅子で寝たふりをする。いくら目をつむっても目を開けると涙がこぼれるので、私は「お風呂に入るわ」と言ってお風呂に入りました。よほど酔っていたのか、よほどうれしかったのか、風呂から出てきて皆がいるリビングの扉を開けるや、「ただいまー!」と。言ったとたん自分でもすぐ気付きましたが、女性3人は一斉に私に軽蔑と哀れみの視線を送ってくれました。長女には「おかえりー!」とからかわれ、妻は「お父さん、アルツハイマーだけはいやよ」、唯一次女だけが「お父さん、だいじょうぶ?」とやさしい言葉。
まもなく56歳になります。去年妻と行った小椋圭のコンサートで彼が言っていました。「何か用事を思いついて、部屋を出て行くんですが、廊下に出た瞬間、あれ!僕はなにをしに来たんだっけ?とこんなことがしょっちゅうあります。」私もしょっちゅうあります。我が家では風呂から出たときは「お風呂出たよー!」と声掛するのが慣わしです。その「お風呂出たよー」がどうして「ただいまー」と言い間違えたのか今でもよくわかりません。
 それにしても長女は去年同様正月の2日から仕事で、元旦に大阪に戻るとのことでした。暮れの30日に帰ってきて、元旦にはもう帰ってしまうとは、あまりにかわいそうで、これなら今の会社を辞めてもよかったのじゃなかったかのかなあと、またまた身勝手なその場限りの想いがこみ上げたりもします。今頃の若い人たちは私たちを含め私達の年代以上の人に比べて労働条件は相当厳しくなっているような気がします。私は昭和49年に大学を出て商社に勤めましたが、午後5時30分には雀荘にいました。それでも営業としてそこそこの成績は残せていました。週の半分はそんな風でしたが、特別私が不真面目な社員とは認識していませんでした。当時の私の同僚、先輩はみな似たようなものでした。そして、ほとんどの会社員は正社員で今のようなパート、派遣、契約社員などの非正規社員は少なくとも私の周りにはいませんでした。決して昔を懐かしみ、昔が良かったなどと懐古主義に陥っているわけではありませんが、今の私、長女、次女、妻、お客様、近所の人達をみていますとそう思います。一言で言えば"厳しい競争社会"これが今の日本の現実かと思います。それが良いか悪いかは私にはよくわかりませんがただ娘達をみていてかわいそうと思うのはあまりに親バカ、エゴイストでしょうか。                                                         
元旦の夜、長女を朝霧駅まで送っていきました。長女を送って我が家に戻りますと寒気の中、降るような星空がはっきりと見えました。

 

 

付録:鍵山秀三郎先生の言葉(イエローハットの創業者、掃除道で有名な人)

「ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる」私の思いを込めた言葉です。
大切なことは、一歩を踏み出す勇気。
一歩を踏み出さなければ、前に進むことができません。
具体的には、足元のゴミを拾う実践からはじめることです。
ごみを拾う人は、不思議とゴミを捨てないものです。
足元のゴミひとつ拾えぬほどの人間に何ができましょうか。



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社員の退職 2007年9月11日

社員の退職

2007.9月

 当社は現在10名の社員(私とパートさんを含む)で構成されています。
ただ、男女の内訳は6:4で女性が多数を占めています。10月から新たに女性が一人入社しますので、女性7人、男性4人という構成になります。こうも女性が多くの割合を占めるに至った理由は色々ありますが、最大の理由は、一言でいいますと、女性は男性よりまじめで一生懸命に仕事をするということです。これは何も男性が不真面目で、一生懸命にやらないということではありません。当社を去っていった男性社員の多くはまじめでよく働きました。仕事は楽しくやるのが理想です。少なくとも私は今の仕事が大好きで楽しくてたまりません。そして健康で仕事が出来ることに感謝しています。ところが多くの男性社員達は仕事は苦しく辛い、そして、努力は必ずしも報われないというマイナス思考におおわれていました。このような思考のもとでは良い結果など出るはずはありません。仕事は楽しくなければ絶対に続きません。必ず嫌になって辞めてしまうものです。嫌で嫌で仕方のない仕事を続けていれば、過労死するかガンにでもなるのが関の山です。それは経営者だから言えるのであって、社員の立場ではなかなか言えるものではない。という意見もよく聞きます。しかし私には人間の生き方に経営者とか社員とかの区分があるのだろうかという疑念が絶えません。
人生は幸せになるため楽しく生きるためにあるのであって、決して苦しむためにあるのではありません。でも現実は多くの人々が苦しんでいることを私も知っています。私は経営者ではありますが、宗教家でもなければ哲学者でもありません。ですから、苦しむ多くの人々に教え聞かせるようなことは何もありませんが、ただ人生は一度きり、苦しみ顔をゆがませ生きるのも一生、楽しく笑いながら生きるのも一生、同じ一生なら楽しく生きるほうが絶対幸せだと思います。ではどうすれば、楽しく生きられるか、ヒントは腐るほどいっぱいあると思います。みんながそれぞれ自分でそれを見つけるのが一番いいと思います。なぜならそれは人によってみんな違うからです。
それにしても当社の女性社員はよく頑張ります。育児、家事に追われながらも会社ではきちんと仕事をこなします。それに対して去っていった男性社員たちは家事、育児を奥様におっかぶせ、思いっきり仕事が出来る状況にありながら、結果を出せない理由をいくつも述べ、出来ない言い訳をいつも考えていました。ついに私は彼らに言ってしまいました「君は奥さんや子供さんに恥ずかしいとは思わないのか」と。たいていの場合、社員は翌日辞表を持ってきました。いろんな場で10年間も経営を、人材育成、人間教育を学んできた結果がこれです。縁あって当社に入社してくれた人をこのような結果に持っていったことの責任は全て私にあります。全て私の不徳のなせるところです。大いに反省し、命ある限り自身の成長を図るつもりです。もしこの紙面を読まれた方で、「脇長!お前は間違ってる!」とお教えいただけるでしたら、是非とも会ってお話を聞かせてください。ご連絡を心よりお待ちいたします。



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社長のリフォーム日記Ⅱ 2007年8月11日

社長のリフォーム日記Ⅱ

2007.8月

長女の由佳がリフォーム後、初めて帰ってきました。
私「由佳さん、どう?お父さんがしたリフォーム?」
由佳「うん、いいよ、なんかログハウスみたいでステキ!気に入ったわ。」
私「キッチンと洗面はどう?」
由佳「私はキッチンには興味ないわ。洗面もいいわね。でも、壁は珪藻土よりビニールクロスのほうが好き」
私「由佳さん、この珪藻土はビニールクロスの7倍もしたんやで」
由佳「そやけどやっぱりクロスのほうがええわ、なんか柔らかいし」
長女は今、大阪谷町の新築ワンルームに住んでいます。一度だけ行ったことがありますが確か、洗面所にも床暖房が施されている最新式です。もちろん壁、天井はビニールクロスです。長女は6歳の時に今の我が家に越してきました。以来、ビニールクロスに馴染んできた長女には塗り壁は異質なものに感じられたのかもしれません。私や家内の子供の頃は、板壁か、塗り壁しかありませんでしたから塗り壁には何か懐かしいものを感じさせられます。やはり人は生まれ育った環境に近いものを好むのが習性なのでしょうか。
次女の知世が帰ってきました。
私「トモちゃん、どう?今度のリフォーム?」
知世「いいわね、気に入ったよ。でも、和室に段差がなくなったからゴキブリが畳に上がってくるんじゃない?」  次女は今年21歳になりますが、確か12,3歳ときから2階の自分の部屋で寝ないで、1階の和室でほとんど寝ていました。娘たちはゴキブリが大嫌いですから、私が「トモちゃん1階で寝てるとゴキブリにかまれるよ」と言って2階で寝させようとするのですが(地震のとき1階は危険だから)次女は「この段差があるからゴキブリは畳に上がってこないよ」と言っていました。リフォームする前は1階のフローリングと畳との段差が約15ミリ程ありました。たぶん次女は本気でそう思っていたのではと私は思います。しかし21歳の看護士になった今も本気で言っているのか、それとも冗談で言ってるのかは分かりません。多分私を喜ばそうと思って言っていると思います。でも、なぜかしら帰ってきたその日は2階で寝ていました。そしてまた次の日も。
 梅雨が明けてからは猛暑が続いています。私が気づいた今回のリフォームの最も良い点は湿度の減少を感じることです。湿度計で計ったわけではありませんが、去年までは休みの日の昼間、1階でもエアコン無しではとてもくつろげませんでした。それが、今年はエアコン無しで結構快適に過ごせるのです。これは思うに、床のヒノキ、天井の杉、壁の珪藻土、これら自然素材の調湿機能が想像以上に働いたのに違いないと確信しています。夏はまだまだ続きます。もう少しで4日間のお盆休みがきます。
どこにも行かずに、家でビールや焼酎を飲みながら高校野球観戦をします。そして、
我が家の県産木材と珪藻土の性能を満喫したいと思います。



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社長のリフォーム日記 2007年7月11日

社長のリフォーム日記

2007.7月

6月24日から我が家のリフォームを始めました。今日(7月13日)現在まだ終わっていません。洗面化粧台のない状態が2週間も続いているので少し不便を感じています。本音を言えば建替えしたいのですが、如何せん住宅ローンがまだ残っています。平成7年から社長をしていますが、給料はサラーリーマンの時よりほんの少し増えただけです。生きていれば多分70歳までローンを払い続けていることでしょう。そんなこともあって、妻が言い出しました。「お父さん、私、この家リフォームしたいの」 私「リフォームなんか無駄や。近いうちに建替えするんやから。金かけても潰してしまうのに、もったいない」 妻「そのせりふはもう聞き飽きたわ。その話は4、5年前から聞いてるけど、可能性ゼロとちがうの」 私「--------------」 妻「由佳さんや、トモちゃんがいつボーイフレンドを連れてこの家に来るかもしれないのに、この汚い家では恥ずかしいわ」 確かに築後17年、内外部とも一度も手を入れたことがありません。床のフローリングは掃出しサッシのあたりははげてボロボロ、クロスはしみだらけ、おまけに継ぎ目ははがれてめくれて。同じ頃建った近所の家は、数年前までにほとんど外壁の塗り替えを済ませています。内部のリフォームをした家も数多くあります。妻は言っていました。「お父さんの仕事って、たしか家を建てることよね。リフォームもするんでしょ。どうして我が家はしないの?」 私「建替えするのにリフォームの必要はない」 妻「だったら早く建替えてよ。いつ建替えるの?」 私「------------------」  結局、リフォームすることにしました。
 LDKとホールと廊下と洗面所の床に、厚さ15ミリの兵庫県産ヒノキのフローリングを張りました。合板のフローリングとは比べ物にならないいい感触です。足触りがなんとも言えず幸せを感じます。天井は厚さ10ミリの同じく兵庫県産材スギを張りました。クロスのときと比べてまったく見た目の柔らかさ、温かさ、清潔感が違います。壁は珪藻土を塗りました。大壁に金鏝押さえで仕上げました。普通なら壁が波打つものですが、さすが親の代からの左官屋さん、見事な職人技で鏡のように仕上がりました。文句の多い我妻も大満足です。「お父さん、もっと早くにしとけばよかったね」 金主の妻いわく「お金は貯めるためにあるんじゃないの。使うためにあるのよ。お父さん。お金を使って幸せになれるのならどんどん使わなきゃ」相変わらずの太っ腹。腹回りの実寸では私の勝ちですが、肝っ玉の太さでは歯が立ちません。
親の務めは子育てにあり、赤ちゃんのときから精一杯の愛情を注ぎ、そして教育を受ける機会と、より良い住環境を与えることが絶対に必要とかねがね妻に言われ続け、私も心からそう信じています。二人の娘は家を出てしまいましたが、まだ私たち夫婦の子供です。リフォームしてからまだ一度も帰ってきていませんが、日曜日に長女が帰ってきます。変化を嫌う長女がどんな顔して、どんな言葉を聞かせてくれるのか楽しみにしています。「由佳さん、すごいだろ!気に入った?」



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