社長のひとり言
蝉とゴキブリ 2010年8月28日
2010年8月
今年は梅雨明けと同時に猛暑がやってきて、暑がり屋の私は息も絶え絶えの日々を送っています。その上、庭の木に群がる蝉の音が今年は異常なほどうるさいのです。私の家は土地が46坪ですから、庭の木といってもたかが知れています。ただ2階よりも高くなったケヤキが1本と、カツラと紅葉とマテバシーが各2本、山ボウシと花水木が各1本、大きな木はこれだけですが、この木々に1本当り5匹から10匹くらいの蝉を見て取れます。この家に20年住んでいますが、今までこんなことは一度もありませんでした。この時期はそれこそ夏の風物詩として蝉の鳴き声を、風流な心持になって気持ちよく聞いていたのものです。
私の家は庭の木々のお陰で真夏でも午前中は割と涼しくて朝からエアコンをつけることなど今まで記憶がありません。しかし今年は窓を開けると蝉の音がうるさ過ぎて朝ゆっくりと眠れませんし、テレビをつけても音が聞こえません。それで窓を閉めるわけですが、今度は暑くなってどうしようもありません。やむなくエアコンをつけるのですが、そこに妻が起きてきますと「寒いから止めてよ」と苦情を言います。一般的に女性が男性よりもエアコンに弱いことは良く知っています。それもどうやら体重に比例するようです。私の体重も新婚の頃は60キロ程度でしたので、冬は寒くてどうしようもなかったのですが、夏は暑くても我慢ならないというレベルではありませんでした。中年になり70キロを超え75キロ位になりますと当然ですが、冬が楽になり、夏が厳しくなってきました。そこで妻は「お父さん、昔はこのぐらいの暑さでエアコンなんかかけたこと無いじゃない。少しは痩せなさいよ」と嫌を含んだ言葉。この台詞はもう十数年聞いています。そのたびに私は「痩せようと思えば、いつでも痩せられるから、やいやい言わんといて」これも十数年同じ言葉を繰返しています。
それにしても蝉というのは地中に6~7年もいて、地上ではわずか1週間足らずで死んでしまうという誠に不思議な昆虫ですね。一生のほとんどが地中ですから地中で活動する姿が本来の姿なのでしょうか。子孫を残すためだけに地上に現れ、役目を果たして死んでゆく。
誠に潔い生き方であると思います。妻に聞きます「お母さん、蝉は何のために生まれて来たのか知ってる?」妻は「そんなこと分かるわけないでしょ。神様が創られたんだから」
話は全くそれますが、私は元々は進化論に同調していました。46億年前、地球が誕生した後、海が出来、何かの偶然でバクテリアが生まれ、それがやがていろんな動植物に進化していったという仮説をずっと信じていたのです。それに対して神様が全てを創られたという創造論がありますが、妻は創造論者です。私は蝉はそれほどでもありませんが、ゴキブリだけは大嫌いです。この夏、毎日最低5匹は出てきます。これも異常です。壁や天井のゴキブリに殺虫剤をまくと、反撃するかのように私に飛び掛ってきます。「ギャー!」と悲鳴を上げるのは母親譲りかと思います。妻に「お母さん、ゴキブリは何のために生きているの?」この疑問が私を進化論者から一部創造論者に変えていったのです。詳しくは紙面の都合上省きますが、ただゴキブリは3億年前、人間は20万年前に現れたということだけ記しておきます。今の私の結論は、ゴキブリはバクテリアから進化してゴキブリになり、人間と蝉は神様が創られたということです。これって、人間優位のゴキブリ蔑視の考え方かも。皆さんはどう思われますか?なに、そんなことどうでもいい。確かにそうかもしれません。でも、時々でいいですから、そんなことを考えてみるのも必要かと思いますよ。
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アリスの脱走 2010年7月30日
アリスの脱走
2010年7月
7月15日、愛犬アリスが脱走しました。梅雨の終わりの雷に驚いて逃げ出したのです。
その日、会社は定休日だったのですが仕事がたまっていたものですから、朝から会社に出ていて自宅には妻が一人いただけでした。午後の4時頃、王塚台の会社にいても大雨と雷がとどろいていました。その時、大津和の自宅では、ピカッ!とバリバリバリ!が同時で落雷したかのような超大音響が大雨とともに鳴り響いたそうです。妻は玄関横にいるはずのアリスが、リビングの掃出し窓のところで、びしょ濡れになりながら震えていたので、いつもそうするのですが、玄関ホールに泥だらけのアリスが入ってもいいように、段ボールを敷き、廊下との境目に何がしかのつい立を立て準備しました。そして、家に入れてあげようと「アリス!アリス!」と呼んだのですが、結局、家には入ってきませんでした。
その日の午後5時頃、私は妻から「アリスが脱走して帰ってこないの」との電話を受けすぐに帰宅。アリスといつも歩く散歩コースを歩き回ってアリスを捜しましたが、見つかりません。食事を済ませて、今度は妻と二人で溝の中まで懐中電灯を照らし捜しましたが、とうとうその日、アリスは帰ってきませんでした。以前から何度も「私はあまり動物好きではないの」と聞かされていましたので、意外とケロッとしているのかと思っていましたが、妻は予想外にものすごく落ち込んでいます。翌朝、妻はほとんど眠れなかったというから、ぐっすりと寝込んでいた私は少し後ろめたい気がしたのですが、これはもうだめかなと思うようになってきました。何年前か、もう忘れましたがアリスが増水した伊川に飛び込んで溺れてしまい、助けようと飛び込んだ私も溺れそうになったことがあります。あのときのことを思い出して、パニックになったアリスは増水した水路にでも落ちて、海まで流されてしまったのではと考えるようになっていました。
翌日16日も散歩コースを中心に、妻と二人でアリスを捜しましたがやはりいません。今考えると、二人とも余りに無策でした。なぜ警察に聞こうとしなかったのでしょうか。落し物ではないし無理だろうと勝手に思い込み、保健所に聞いてみようと気付いたのはその日の(金曜日)夜でした。17日(土曜日)の朝、ネットで動物管理センターという所を調べ電話ましたが役所なのか出てくれません。いよいよダメかなと思っていた矢先、土曜日の午後6時半頃、妻から電話で「アリスが見つかったわ!」と興奮気味に、聞けば道で出会った近所のUさんに妻が「アリスがいないのよ」と言ったらUさん「ひょっとしたら友達の友達が木曜日に犬が迷い込んでいたので警察に届け出たその犬じゃないの」そこで妻と二人で西警察署まで行きました。しかし、そこにいたのは茶色のコーギーでした。アリスは柴の雑種です。激しく落胆した夫婦でしたが、女性警察官が「もう一匹茶色の犬がいたが、とても弱っていたので保健所に引渡しました」と言って動物管理センターの住所を教えてくれました。時刻は午後8時、北区のそこまで行きましたがゲートが閉まっています。横から入って事務所までたどり着きましたが真っ暗で鍵が掛かっています。やむなく手紙を書いて、帰宅しました。二人の心配は、もう処分されてしまったのではと、そのことのみに気が行って食事ものどを通りません。不安な気持ちで土、日、月(祝日でしたがこの時ばかりは祝日を呪いました)を過ごした翌火曜日、朝の8:45にセンターから「アリスは生きてますよ。多分間違いない」と連絡が来ました。手紙に写真を付けておいたので、そう言ってくれたのでしょう。仕事の日ですが、妻と二人でセンターへ。ゲージの中にアリスがいました。別に弱ってはいませんでした。「ああ神様!有難うございました」夫婦二人とも歓喜のなか、感謝の気持ちを心の中で精一杯叫びました。皆さん本当に有難うございました。心より感謝します。有難うございました。
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6月旅日記 2010年6月30日
6月旅日記
2010年6月
私がこの講で旅行のことを多く書くせいか、「脇長さんはしょっちゅう旅行に行けていいね」とよく言われます。確かにそのとおりで1年に5~6回は温泉旅行に行っていると思います。この回数が多いか少ないかは大いに意見の分かれるところでありますが、若いときから旅に出ることが好きだったということは、間違いないと断言しておきます。
ところで私の学校時代の成績ですが、決して自慢できるものではありませんでした。特に高校に入ってからはクラス49人中、49位を5回の定期試験で3回もとりました。最高が46位でした。それでも、地理の成績だけは学年(約250名)でいつも3位以内でした。トップになったこともあります。先生から行ったことのない、見たこともない日本や世界のいろんな地域の話を聴く時は、まるで小さな子供のように目を輝かせて聴き入り、その地方への想いが日本中に世界中に飛んでいきます。そして話で聴いたその土地に行って、この目で見てみたいという強い想いは、大人になってからもずっと途絶えることなく今も存在しています。なぜ、そうなるのかは分かりません。きっと前世では小さな村から一歩も出ることが無かったのでしょう。
とそんな訳で、今月も妻と二人で湯村温泉に行ってきました。旅にハプニングは付き物ですが、今回もしょっぱなから特急"はまかぜ"が灘駅近くの事故のために明石駅を約15分遅で出発。急ぐ旅ではありませんから15分くらいの遅れは何の影響もありません。しかし浜坂行きが手前の香住止まりに変更になるとの車内放送を聴いたときには少し閉口しました。でも降りる予定のなかった香住の街を、待ち時間を利用して散策することも出来ましたし、香住から乗った各駅停車の2両連結の列車には、車窓から時折見える日本海とその海岸、港町漁港の懐かしい風景、有名な餘部鉄橋などをゆっくりと見せてもらいました。
旅館は定宿の井筒屋です。妻は4度目、私は3度目です。ここの魅力はその低料金の割には、設備が豪華で、庭が美しく、料理もおいしい、しかも源泉かけ流し、サービス、愛想の良さもまあまあです。皆さんにもお勧めします。私達夫婦にとって温泉旅館に行く最大の魅力は何といっても、時間が普段と違って、ゆったりと、ゆっくりと流れていくことの喜びです。そのためには車ではなく電車、バスを利用しての旅である必要があります。私を含め多くの人が、厳しい競争社会の中で1分1秒に追われ、仕事に家事にと忙しく行動します。私のような弱い人間(根はイラチです。仕事では約束の時刻の5分か10分前には着く様にしています。約束の相手が5分前になっても現れない時とてもイライラします。超わがままだと自分でも思います)は、時折そこから抜け出さないと身も心も持ちません。
旅館では十分にくつろぐことが出来ました。翌日、帰るべく湯村温泉のバス停からバスに乗りました。バスに乗ったのは私達夫婦以外に年配の女性が一人だけで、4ッ目位のバス停で降りると、浜坂駅に着くまでの約20分間、誰一人乗ってきません。田舎の美しい風景に包まれ、田舎(失礼かも)のバスに夫婦二人だけで揺られて駅に着きました。この日、浜坂の街はとても暑く一吹きの風もなく、6月半ばというのに真夏の陽が照り続けていました。民家の軒先に吊るされた風鈴の短冊も風に舞うこともなく頼りなげに垂れ下がったままでした。駅前のそば屋さん、お昼時というのに私達夫婦以外にお客さんはいません。時間は腐るほどあります。ざるそばをあてにして飲むビールの冷たさにまたまた幸せを感じ、生きていること、生かされていることにつくづくと感謝した一日でした。
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セレクトホーム毎月発行ニュースレター"すこやか通信"の『社長のひとり言』より 2010年6月26日
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映画を見て 2010年5月29日
映画を見て
2010.5月
今、BS放送でクリント・イーストウッドの映画を放送しています。彼の出演や監督した全ての映画を見たわけではありませんが、昔、たしかローハイドという題名だったように記憶していますが、テレビ放送していたその西部劇にロディという名前で出ていた頃から彼のファンです。その後、"夕陽のガンマン"や"荒野の用心棒"などのマカロニウェスタン、刑事ものダーティハリーなどは皆さんも良くご存知と思います。おかしなもので、好きな俳優が出て来る映画は何回見ても退屈しません。昨日もダーティハリー3を見て、気持ちよく眠りに付くことが出来ました。あと、亡くなったスティーブ・マックイーン、やチャールズ・ブロンソンとかスティーブン・セガール、シルベスター・スタローンが好きです。日本の俳優では高倉健が好きです。好きな小説は時代物、それも剣豪ものが好きで、特に大好きなのが笹沢左保の"木枯らし紋次郎"です。
何か共通点があると思いませんか。自分でも嗜好が偏っていると思います。
妻はもう何年も前から韓国ドラマにはまっています。私もイ・ヨンエの"チャングムの誓い"だけは大好きで再放送、再々放送まで見ていましたが、妻は義姉の録画した韓国ドラマをほぼ毎日再生して見ています。私も時々付き合って見ていますが、どうものめりこむほどの熱意で見ることが出来ません。理由は色々ありますが、一番気になるというか気に入らないのが、出演者が怒鳴ったり、わめいたりするシーンがあまりにも頻繁すぎるという所です。私は人が人を攻め立てたり、人に大声で自分の正当性を主張したり、自分の悲運を嘆いたり、権威をひけらかしたりすることを恥ずべきことと考えますし、そう感じもします。ですので、いかにドラマといえども、それこそ5分に1回くらいの割合で、そんなシーンが出てきますと、どうしてもイヤーナ感じが湧いてきます。そのことを妻に言うと妻は「なに言ってんのよ!お父さんこそ、バキューン、バババ、ドカーン、バチッ、ブスッ、ズバァ----てそんな音ばっかりの映画見て、私はそんなの見たくもないし、聞きたくもないわ!いつも辛抱してるのよ!」確かにそうです。ダーティハリーはマグナム44(大き目の拳銃)を派手にぶっ放し、マックイーンはショットガンを撃ちまくっていました。さっき言ったことと矛盾するようですが、確かに私はそういうシーンが好きです。悪いやつらがハリーに殴られたり、撃たれたり、紋次郎に斬られたりするとスカッとします。しかもハリーも紋次郎も高倉健さんも決して言い訳をしません。多くを語りません。なんてかっこいいんでしょう。本当に正義の味方ですよね。ですから厳密に言うと矛盾ではありません。
どうやら、人は映像の中に自分とまったく正反対の人格に憧れ、その人に成りきるという性向があるのかもしれませんね。妻が人を攻めたり、人にわめいたり、人に権威を振りかざしている姿を見たことがありませんし、想像もつきません。また私が何の言い訳もせず、ただ黙ってひたすら行動するなんてこともありません。だから、ハリーに、建さんに、紋次郎に憧れるのでしょう。妻は、韓流女優がわめいているのを見て、きっとスカッとしていることでしょう。
もう数日で27年目の結婚記念日がきます。妻とは好きなドラマも映画も俳優もスポーツも趣味も性格も大きく違いますが、最近、価値感だけはなんとなく近寄ってきたような気がします。記念日は二人の唯一の合致点である外食で、美味しいものを食べに行きます。
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