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2009年02月アーカイブ

九州旅行 2009年02月11日

九州旅行

2009.2月

 この講で度々温泉に行ったことを書きますが、またまた温泉に行ってきました。それも九州は佐賀県の武雄温泉というところです。きっかけは、私が所属しています兵庫県中小企業家同友会(以下、同友会という)の中小企業問題全国研究集会(以下、全研という)が今年は熊本で開催されるので、妻と一緒に
旅行を兼ねて行こうということになりました。
3年前に開催された新潟の全研にも妻と一緒に行きました。もちろん勉強会に参加するのは私だけで、妻は温泉と観光ということです。全研というのは、生の経営者が実体験から学んだことを、報告されます。それも全国規模の大会に、報告者として話される経営者は、中小企業といえども並みの経営者ではありません。人間的にスケールが大きいといいましょうか、器がでかいといいましょうか、とにかくすごい人達です。新潟全研で学んだことは、私を大きく成長させてくれました。その時の報告者は福岡のいわゆる足場屋さん(建設現場の)の社長でした。脱サラして、会社を興し、数年で軌道に乗り天狗になり、数年で倒産寸前になり、借金に借金を重ね、もうどうしようもないところまで追い詰められ、そのどん底から立ち直っていき、やがて自分の使命は社員とともに学び、社員をどこに出しても恥ずかしくない人間に育て上げることだ気づき、それを実践しているという報告でした。お話を聞いている間,何度も目頭が熱くなり、心の底から自分が経営者の道を選ぶことが出来たことに感謝しました。
 そんな新潟での学びもありましたので、熊本全研に参加することにしたのです。最近の私は、飯田先生の影響もありまして、やたらと成長志向と、家族への奉仕の気持ちが強くなってきています。この二つを同時に解決するため、妻を連れての全研参加ということになったのです。
 当日、8時過ぎの新幹線で西明石を出発し、12時半頃には武雄温泉に着いていました。レンタカーを借りて、妻の大好きな陶器(焼物)を買うべく、有田、伊万里、唐津の三箇所を目指して出発しました。私にとって興味ある陶器とは、ずばり徳利とお猪口だけです。何年も前に岡山で買った、備前焼の徳利とお猪口は、ずっと愛用しています。妻は日本酒を飲みません。お茶が好きです。お湯のみ、お茶碗、お皿、一輪挿し、コーヒーカップと、徳利とお猪口以外の陶器はすべて興味の対象です。いい物を探して初めての佐賀を妻と二人でドライブです。最近のレンタカーはほとんどカーナビ付ですから、初めての土地だからといって、そんなに困ることはありません。
 有田に着いた時は小雨でした。宮内省御用達の看板が店内にある大きなお店と、少し郊外の有田陶磁の里プラザといって、卸団地のよう感じの所でお店が20数軒も軒を連ねたところに行きました。私には陶磁器を見る目は皆無ですから値札ばかり見て、えっ!これが2万円の徳利、なんでこのお猪口が一つで5千円もするんや!と、ただただ驚くばかりでした。結局、妻も私も有田では何一つ買いませんでした。高すぎたのと、特に気に入った物もなかったので、それと、次の伊万里焼に期待しようというところもありました。
 伊万里の大河内山というところに行きました。なんでもそこは江戸時代、鍋島藩がその技法を盗まれないようにと人里はなれた、ここ大川内山に藩窯の多くを移転させたとのことでした。そこは、品物はともかく、そのわずかばかりの石畳の街並みが坂となって後ろの濃い緑の山々に迫っていく、なんとも言えない風情と美しさを醸し出し、見るべきものがありました。ここはお奨めです。ここで、私の子ども時代を彷彿させてくれる小さなお店が1軒ありました。木枠のガラス戸を開けお店に入ると、そこは土間で、おそらく杉と思われる木で造った台に所狭しと焼物をならべてある。1間幅ほどの土間をはさんで40センチほどの高さで床が組んであり、框の後ろは畳敷き、そこにおばあさんと、その孫らしい4歳くらいの女の子が木で組んだ四角い火鉢に手を温めながら、「いらっしゃいませ」と言う。なんとも懐かしい、そこには私の昭和がありました。妻もここが気に入った様子で、結局、私の徳利とお猪口、それに湯呑とお茶碗、お皿を買いました。決して安くはありません。でも買い物をして、外に出ますとなぜか幸せな気分が満ちてきます。買ったものは焼き物ですが、得たものは昔懐かしい古いお店に、小さな女の子の笑顔、心優しく親切なおばあさんの佐賀弁、後から出てきた女の子のお母さんと思えるお店のお嫁さん。
「お母さん(妻のこと)伊万里に来てよかったね」 妻「うん」とひとこと。
 レンタカーの返却時間が迫ってきたので、その日は唐津に行けませでした。
武雄温泉駅に戻りレンタカーを返して、旅館まで歩いて行きました。想像していたよりはずっと良かったです。何しろ、去年の11月に今治の鈍川温泉に行ってからは、どんな温泉旅館でもいいと思えると妻は言います。(少し不遜ですが)
お部屋も、お風呂も、料理も、仲居さんも皆上品で良かったです。料金も手頃です。私は小さな町で、人が少ないのが気に入りました。大阪の真ん中で育ちましたが、最近、都会は好きではありません。人も車も多すぎます。大きなビルも嫌いです。武雄温泉とその町は何にもないところが特に良いです。
唐津に行ったのは、武雄温泉に泊まり、翌日、熊本の全研に参加し、熊本のホテルに泊まった翌朝つまり2日後です。博多から地下鉄とJRで行くのですが途中「かふり」という駅で、電車が止まってしまいました。強風のためです。
そこからタクシーで6,000円払って唐津に着きました。駅前にお店が2軒あり妻はそこでも、「こんなのが欲しかったのよ。この渋さというか、質素さがいいのよね。なんとも味わい深いわ」とまたまた買い始めました。「お父さんには分からないの?」私には分かりません。焼物のことは分かりませんが、焼物が好きだという妻のことは最近だいぶ分かってきたように思えました。

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